第37回講演会「ベンガル湾産業成長地帯構想の意義」
第37回講演会「ベンガル湾産業成長地帯構想の意義」
2021年10月7日、日バ協会主催(独立行政法人国際協力機構後援)により、田中明彦政策研究大学院大学学長(前JICA理事長)を講師として、「ベンガル湾産業成長地帯(BIG-B)構想の意義」をテ―マとする講演会がオンライン方式により開催されました(参加者は約60名でした)。
1.田中講師による講演の概要は次の通りです。
(1)BIG-B構想の誕生の経緯(2014年の日バ両国首脳相互訪問など)、BIG-B構想の三本柱、BIG-B構想の具体的支援分野に関する紹介がありました。
(2)BIG-B構想を理解する背景としてのインド太平洋の時代の幕明け、環インド洋・環太平洋地域諸国の1人当たりGDPの推移などについて説明がありました。最近の国際情勢の中でのインド太平洋時代の様々な側面について説明がありました。
(3)インド太平洋時代のバングラデシュという視点で、近年における1人当たりGDPのバングラデシュとインド等周辺国との比較(バングラデシュの1人当たりGDPが急増し2020年にはインドとほぼ同水準に到達)、バングラデシュの貿易の特徴、近年のバングラデシュの輸出入、直接投資等の推移に関し、データに基づき説明がありました。
2、田中講師による講演後、JICAより、BIG-B構想実現に向けた取り組みを含め、JICAの対バングラデシュ戦略に関し紹介がありました。その後、田中講師と参加者との間で質疑応答が行われました。近年におけるバングラデシュの堅調な経済成長とその課題について理解を深める講演会となったと考えます。
この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。