日本バングラデシュ協会 メール・マガジン(58号)2019年5月20日

日本バングラデシュ協会の皆様へ

■目次
1)『日バ協会メルマガ58号会長メッセージ
―第6回社員総会、懇親会へのお誘い―』        会長 堀口松城
2) 企業便り『バングラデシュの方々への健康貢献』
大塚製薬株式会社 大塚インターナショナル アジア・アラブ事業部迫上智博
3) 会員便り 『ダカで澄んだ空気を吸えるのはいつ?』
北九州市立大学法学部政策科学科教授 三宅博之
4)『 地方から見たバングラデシュの思い出』( 連載その3 )
監事 伊藤隆史
5)イベント、講演会の案内

6)『事務連絡』

■1)『日バ協会メルマガ58号会長メッセージ
―第6回社員総会、懇親会へのお誘い―』                会長 堀口松城

1.発足して6年目を迎える日本バングラデシュ協会は、来る6月8日(土)
第6回社員総会を開催する予定です。本総会では下記の諸問題が取り上げられる予定です
が、過去5年間の成果並びに改善点に関する議論とともに、6年目に入る本協会のこれから
の方向及び具体的方針について会員の皆様の活発なご意見を頂き、今後の活動に活かして
いきたいと考えています。
また、社員総会後の懇親会では、ファティマ・バングラデシュ大使の他、外務省及び経
産省のバングラデシュを主管する課長ないし室長からのご挨拶の後、例年に倣い、東京外
国語大学のベンガル語学科の学生によるパフォーマンスを予定しており、その後、これら
学生との懇談も予定しています。
普段、お仕事の都合、或いは、お住いの関係等の理由で、日バ協会の講演会やその後の
懇親会に出席になれない会員の皆様が、久しぶりに再会され、バングラデシュを共通の話
題として楽しいひと時を過ごされるよう願っています。

2.本協会の平成29年度末の会員数は個人会員136名、法人会員39名(うち非営利法人会員
3社)であり、前年比では個人会員は6名減ですが、これは、主として講演会などに参加で
きない地方会員の中で退会者があったためです。地方会員の退会者をできるだけ食い止め、
さらにその増員を図るべく、メルマガに『会員便り』を設け、特に地方会員の投稿を推奨
するなどの措置を講じているところです。
他方、法人会員は9社の増加がありましたが、これは4年前、バングラデシュ本協会会員
である先行企業から、新たにバングラデシュへの進出を検討しているか、進出したばかり
の企業に対し、現地で遭遇し、或いは遭遇するだろう諸問題について関連の経験ないし情
報を提供するために設立された「企業情報交換会」の有用性に対する評判の高さが貢献し
ています。

3.2016年7月1日のダッカ・テロ事件の後、外務省の渡航者情報におけるバングラデシュ
の危険度が2に引き上げられ、日バ間を往復する関係者に大きな障害となっています。こ
の企業情報交換会においては、外務省テロ対策室のバングラデシュ担当官から、毎回、治
安状況について説明を受け、出席者から評価されていますが、同交換会における参加企業
側からの諸情報は外務省にとっても貴重な情報源になっている由であり、官民協力の一つ
のモデルになってことをご紹介したいところです。

4.この5年間を振り返りますと、真っ先に挙げられるのは、バングラデシュの経済的、
社会的な目覚ましい発展ぶりです。おそらく、同地にかつて勤務していた多くの日本人が
感じたのは、本来、勤勉で優秀なバングラデシュ人が、あの不毛なホルタルを止めさえす
れば、この国は直ぐにも中進国入りするだろうということであったかと思います。最近の
バングラデシュで起こっていることは、当時予測した通りの結果であり、現在の経済成長
がこのまま続けば、2021年までに中進国入りを目指すとのバングラデシュ政府の目標も実
現可能かと思われます。
独立以来、或いは、東パキスタン時代からの我が国の政府および民間レベルでのバング
ラデシュに対する親身の協力が、今日見るような形で実を結びつつあるのを見るのは、日
バ協会関係者として大きな喜びです。

5.そこで、本協会としては、本年度においても、急速に変わりつつあるバングラデシュ
の政治、経済、社会、文化の各分野における情報の会員への提供を図るとともに、日バ友
好関係の強化、促進に資する活動を引き続き行っていく所存です。具体的には、会員の関
心の高い分野における質の高い講演会事業の拡充であり、講演会後の懇親会のさらなる充
実を図っていく所存です。
また、メルマガは講演会になかなか出席できない地方会員、現役会員と協会を結ぶ事実
上唯一の手段であり、引き続きこれらの会員を含む個人会員からの寄稿を積極的に募集す
る予定です。
さらに、メルマガは、5年前の本協会発足以来のバングラデシュにおける政治、経済、
社会面などの注目すべき事象や、さらに、独立戦争以前の余り記録がない時代からの会員
の貴重な体験記録、或いは個人会員の必ずしも発表の機会がなかった研究、観察等の貴重
な記録が含まれ、日バ関係の民間レベルの記録として非常に意義あるものが少なくないの
で、例えば3年ごとにこれを印刷して記録として残したいと考えています。

6.また、昨年の総会で承認いただいた賛助会員制度にそってバングラデシュ人の入会に
道を開きました。日バ両国の友好関係の強化を目的とする本協会が、日本に住むバングラ
デシュ人との交流を深め、相互理解を図ることは、日バ協会の目的からも望ましく、引き
続きその入会に力を入れていきたいと思います。

7.一昨年の総会で承認いただいた本協会の事務能力の拡充及び社会的信用のための事務
所借り上げのための積み立てについては、一応の規模の事務所借り上げが可能となるまで
、レンタル事務所の借り上げによって最低限の機能を確保すべく、早急に検討を進めてい
く所存です。
引き続き、会員の皆様のご支援をお願い申し上げます。」

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

既存ユーザのログイン